2016年6月18日土曜日

すき焼きの生卵


学生時代、三陸の旅に出かけた折、仙台に住む叔母の家に寄りました。歓迎してくれたその夜は「すき焼き」をご馳走になりました。「美味しい、おいしい」と食べていると「卵が足りなければ、ここにあるからね」と叔母が言います。私は一瞬何の事か理解できませんでしたが、卵のおかわり?と気づきます。一個の生卵をいかに最後まで残しながら食べるかが問題だった私には、氷が溶けるように問題解決です。叔母の家のすき焼きには二個目の生卵があったのです。先月他界した優しい叔母の想い出です。